ここでは資産運用における「投資信託」の魅力を紹介しています。
魅力1 少額で始めることができる
通常、株式投資や債券投資には、まとまったお金が必要になります。株であれば多くが100株単位での売買のため、最低でも数十万円からの購入となりますし、債券の場合は、国債であれば1万円単位から購入できますが、企業の発行する社債は50万円単位での購入となることが多いです。しかし、投資信託であれば、1万円程度から手軽に始めることができます。
魅力2 株式や債券などに分散投資ができる
投資をする際に大切なことは、資産をいくつかの商品に分けてリスクを分散させる「分散投資」です。分散投資は、投資対象を多様化させることで、資産運用に伴う価格変動リスクを低減させて好リターンをめざす有効な方法です。しかし、個人で分散投資をしようとすると、株や債券など多くの資産を購入しなければならず、そのためのお金もたくさん必要となります。ですが、投資信託を購入すれば、さまざまな資産に分散投資し、リスクを軽減することが可能になります。
魅力3 専門家が運用する
株式や債券などを個人で購入する際には、何を、いつ、どのくらい購入するかなど、投資に関する専門知識や経験が必要となってきますが、それらの知識や経験を個人で身につけるのはなかなか難しいものです。しかし、投資信託は、経済・金融などに精通し運用経験も豊富なファンドマネージャーという投資のプロが運用します。そのため投資信託では、個人では買えない、または買いにくい海外の株式や債券、特殊な金融商品などへの投資も可能となります。
魅力4 高い透明性があります
投資信託は、原則として毎日、取引価格となる基準価額が公表されていますので、資産価値の水準や推移が分かりやすく、交付目論見書や運用報告書から運用状況も容易に把握できます。また、監査法人などによる監査を受けているため、透明性も高いといえるでしょう。
本日の投資格言
『ひとつのカゴにすべての卵を盛るな』
卵は割れやすいので、1つのカゴに入れているとカゴを落とした時にすべての卵をダメにしてしまう恐れがある。いくつかのカゴに分散して入れておけば、その心配はない。株式投資も同じで、1つの銘柄に集中投資するより、いくつかの銘柄に分散して投資するほうが、効率のよい投資が期待できる。
【株で勝つ!相場格言400 (日本経済新聞出版)】